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日本の収穫感謝祭はいつなのか?

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こんにちは。
 
ボランティアの話の続きを書きたいのですが、今日は別の話をしたいと思います。
皆さんは、日本の収穫感謝祭がいつかご存知ですか?
 
 

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今日は教会の集まりで、イギリスのHarvest festivalについて学びました。
キリスト教でいう収穫感謝祭にあたるもので、その年の収穫に感謝・お祝いするものです。
 
「日本でも同じように収穫感謝祭があるの?特別な祝日があるの?」と聞かれて、言葉に詰まってしまった私。
 
思いつくのは、9月のお月見と11月の勤労感謝の日くらい・・・でも収穫感謝に何か関係あるのかな?と、全く自信がありません。
 
 
ということで、無知な自分を恥じて、帰宅してすぐに調べてみました。
 
 

日本の収穫感謝祭はいつ?

 
新嘗祭
 
にいなめさい。
なるほど聞き覚えがありますね!
神道の宮中祭祀で、新嘗祭=日本の収穫祭 にあたります。
 
 
新嘗祭では誰が何をするのか?
 
天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ、神の分類の1つで、天津神=高天原の神、国津神=土着の神 のこと)に供え、また天皇自らもこれを食し、その年の収穫に感謝する。
皇居の中の神嘉殿にて執り行われます。
 
新嘗というのは、新しいご馳走という意味があるそうです。
 
 
いつ行われるのか?
 
11月23日。
 
あれ、それって勤労感謝の日?と思ったあなた、正解です。
 
 
11月23日は、以前は「新嘗祭」として国民の祝日とされており、農業国であった日本にとって、天皇と国民とが一体となってその年の収穫に感謝を捧げる大切な日でした。
 
が、第二次大戦後のGHQの政策(いわゆる日本弱体化政策)により、日本国民は天皇行事・国事行為から切り離されてしまいます。日本国民が天皇のもとに集結し、一致団結してしまうことを恐れたからですね。
 
そのため、日本の伝統行事であり天皇崇拝と結びつく新嘗祭は、「勤労感謝の日」と名前を変えられてしまったのです。(一説によると、アメリカの祝日である労働者の日(Labor Day)と感謝祭(Thanksgiving Day)を合わせてこの名前になったのだとか)
 
 
「国民の祝日に関する法律」によれば、勤労感謝の日は
 
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民をたがいに感謝しあう日」
 
と定められていますが、これは日本政府が後付けで考えた内容だそう。
 
 
  
「勤労感謝の日」という名前だけ聞くと、勤労に感謝をする日なのかと思ってしまいますが(勿論私もそう思っていました)、元々は11月23日は新嘗祭、つまり農作物の収穫に感謝をする日なのですね。
 
ちなみに、9月のお月見も、豊作祈願と収穫感謝のために始まった習慣だそうですよ^^
 
 
自分の国についてもっと知識を蓄えておかないといけないな、と感じるとともに、少しだけ賢くなった木曜日でした。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
みなみかん

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